倍率の話
数年前の不景気真っ只中の時代。
自衛隊に限らず公務員試験の倍率はバカ高かったという。
基本的に不景気になると安定した公務員関係に殺到するらしい。
だがあれから数年、今は売り手市場らしい。
就活生の多くは公務員より民間企業を選ぶだろう。
検索したらそういう記事が多く出てきた。
近年の一般曹候補生、自衛官候補生の倍率に関して具体的な数字は出さないし出せないし実質の倍率はどうたらこうたら……とややこしくなるので省略するが、私が自衛隊の試験を受けようとする際に、どういう試験なのか色々検索した。
そうするとどこもかしこもこう書かれている。
女子は採用人数が少なく、必然的に高得点を取る必要がある。筆記では最低でも8割を採らなければ厳しいかもしれない。と。
あるサイトのある年度での一般曹女子の倍率は陸で10倍近く
自衛官候補生でも5倍近くはある。
海上に至っては謎の高倍率である。正直なんでそんなに海上が人気なのかわからない。
海上男子は定員割れするぐらい志願者が少ないとどこかで聞いたのに。
かくいう私もどちらかと言えば護衛艦に乗ってみたかったが倍率と枠の関係で少しでも可能性のある陸にしとこうと思って陸にした経緯があるので偉そうなことは言えない。
それに女は潜水艦には乗れないしね。
航空に至っては男女の区別が無く単純に頭よくないと無理だなと思ってやっぱり必然的に陸になったわけです。
話は戻るが、この倍率の高さを見て、やはり筆記で8割取らなければいけないのだと信じてしまいました。半分無理やろって思いましたが。
自衛隊の試験は自分が何点取ったかは分からない。
開示請求すれば分かるらしいが、そこまでする人間はあまりいないだろう。
問題用紙も持ち帰ることは出来ないので自己採点も出来ない。
だが私は本当に筆記試験の出来は悪かったと断言できる。
8割なんて絶対取れていないだろう。本当にわずかな可能性としてあてずっぽうで選んだ選択肢が奇跡的に正解で無い限り高得点ではなかったはずだ。
面接だってアホ丸出しな返答をしたし。
しかしそれでもなぜか私が自候生に合格し、名簿だけでなく採用予定通知書まで頂けたので8割論は絶対ではないことがわかった。それでも高得点を取るに越したことはないが。
それに広報官曰く女子の枠を増やすらしいからチャンスあるよって言ってたので自衛官を目指している女子は今がチャンスなのではないだろうか。
仮に政権交代が起こって景気が減退しまた不景気が訪れると一気に倍率30とか40倍の時代になる気がしないでもない。
ちなみに一般曹のほうは結果待ちだけど平成28年度の採用予定者が200人程度であり全国200位以内はムリなのでほぼ無理です。以上。